2025-10-16
雨の音だけが響く部屋で、
ときの流れが、少しゆるむ。
立ち止まって、深呼吸をする時間。
雨の音だけが響く部屋で、
ときの流れが、少しゆるむ。
立ち止まって、深呼吸をする時間。
雨が降って、季節が進む。
渇いていた心が、そっと潤うように。
静かな安堵が、胸の奥にひろがっていく。
追い風に、向かい風。
光と影が、交わる場所。
自然のちからに、ただ、はっとする。
時を経ても、変わらないものがある。
風景だったり、人の想いだったり。
会えなくても、あの人のことばを思い出す。
大切なものは、ちゃんと心に残っている。
あえてことばにしない、やさしさ。
その静けさに、どれほどの想いが宿っているだろう。